計画の立て方の基本を知り、仕事に活かす

計画作成における“基本のき”とは・・・

物事を成し遂げるには、まず進むべき方向(目的)を定め、
目指すべき具体的な指標(目標)を明かし、そのための
具体的取り組み(計画)を決める必要があります。

“目標”に到達できるか否か、
その鍵を握るのが“計画”(の中身)。

周到に立てられた計画は、
有能なナビゲーター
と言えます。

以下では、計画を立てる際の基本的考え方、
留意点を概説したく思います。

計画の良し悪しを左右する
大きなポイントがその具体性。

到達点(目標達成)に至る過程が具現化されていればいるほど
実際の行動に移りやすく、また軌道修正が必要になった際も、
変更によって何にどう影響するか、といったことが
検討しやすくなります。

ですから、
計画は可能な限り具体的に
が大原則。

計画具体化に大活躍する9つの質問(6W3H

そうは言っても、
ではどのように具体化していけば良いか、
悩むかもしれません。

そこで登場するのが6W3Hです。
各項目を頭に置きながら、
自問自答していけばいいのです。

横軸に時間、縦軸にすべきこと(ToDoリスト)を
記入できる表を用意し、そこに答えを
次々書き出していけば、立派な計画の完成。

セミナー開催を例に挙げ、
考えてみましょう。

目標が「セミナー開催により○○人集客」とするなら、
誰がそれを担うのか(Who)、全て自分一人で進めるか、
あるいは協力者が必要か、という問いが出てくることでしょう。

いつ開催するか(When)、どこで行うか(Where)、
どのような内容にするか(What)、
といった問いも思いつくかと。

もし協力者を募るなら、
再び6W3Hを使って、
その先を考えます。

誰が適任か(Who)、いつお願いし、いつからいつまで協力してもらうか(When)、
どの部分をお願いするか(What)、どのように依頼したら引き受けてもらえるか(How)、
外部専門家の支援が必要なら、いくらかかるか(How much)。

こういった具合に次々自問し、
それに回答
していくのです。

自分一人では回答を導けない場合も、では誰に聞けば良いか(Whom)、
いつ聞くか(When)、といったように、自分が納得できる計画を
描けるようになるまで
、どんどん深掘りしていきます。

それら答えを上述したリストに記載すれば、
具体性ある計画になるという次第。

表にするのは、一覧性を高めると同時に、
計画の見える化を図るため。

例えば協力者を募る際も、表になっていれば、
「あなたにはこの部分をお願いしたい」と告げることで、
相手が状況を即座に理解可能となります。

上司もそういった形で報告を受ければ、
安心すると思いませんか。

「とにかく具体的に考える」、
計画における基本とは、たったそれだけ。

リスクヘッジ/進捗管理まで検討しておけば超安心!

基本はそれだけですが、合わせて考えておくと
後々が楽になる留意点についても触れておきたいと思います。
それがリスクヘッジ(危険回避)と進捗管理。

全てが計画通りに進めば喜ばしいですが、
予期しなかったことが必ずといっていいほど、
起こるもの

従って、まずは予想されるリスク(危険)を
ピックアップしましょう。

これは考えていくと切りがないので、
計画に大きなダメージを与えそうなものに限定します。

上述のセミナーで言えば、
予定した講師に断られる、会場を確保できない、
当日の各種アクシデント、などが浮かびます。

その上でリスクヘッジ策を検討。
その場合も6W3Hが活躍してくれることでしょう。

リスクの多くは実際には起こりませんが、
こういったことをある程度検討しておくと、
いざ起きた場合、慌てず対処でき、
精神衛生上も好ましいはずです。

続いて進捗管理。
進捗管理については、
以下記載が参考になると思いますので、ご覧ください。

進捗管理詳細についてはこちらから

繰り返しとなりますが、
計画はいかに細かく具体化するかが鍵。

そういう意味では、
あなたの想像力が強力な武器に
なることでしょう。

以下記載も合わせてご覧ください!

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