一流ビジネスマンの名刺の管理法

■名刺を管理する意義をつかむ

名刺管理に戸惑っている人、
けっこういらっしゃいます。

管理工数が多大、必要な情報を整理しきれない
いざという時に名刺が出てこないなどなど。
あなたはいかがですか。

名刺を活かしきる一流のビジネスパーソンは、
どのように管理し、ビジネスに役立てているのでしょう。
その辺りの状況を少しご紹介したく思います。

最初に名刺の役割を確認しておきましょう。
名刺とは身分を明らかにし、
それを後々まで残る形で相手に示す小型カード。

初対面の際、今後の展開につながることを期待して、
相手に手渡すのが一般的です。

実は管理する上でここが重要。
今後につながるか否か、という点です。

言い換えるなら、
今後の展開につながる可能性が高いものはきちんと管理し、
低いものは簡易管理で済ませる。

「管理工数が多大」という人にありがちなのが、
全ての名刺(自体)を一律にきちんと
管理しようとすること。

それでも工数上問題ないなら良いですが、
過負荷を感じるなら管理の仕方を見直すのも
手ではないでしょうか。

■一流のビジネスパーソンが実践する名刺管理法とは・・・

では一流のビジネスパーソンは
今後のビジネスにつながる可能性の高い(相手の)名刺を
どのように管理しているのでしょう。

それを決めるファクターが、何のための管理か、
つまり、どのように名刺を使うか、ということ。

電話番号やメルアド(電子メールアドレス)を
使う時のためでしょうか。

もちろんそれもあるでしょう。
でもそれだけなら、単なるアドレス帳に過ぎません。
わざわざ名刺自体を管理する必要はないでしょう。

では何のためか。
答えは、次に会った、あるいは電話した際などに活用するため。
もっと言えばその際に相手との距離を一気に縮めるためです。

人が最も関心があるのは自分自身。

ですから、初対面で知り得た情報(特にプライベート情報)
次回に話題に
することで、相手に親近感を
抱いてもらえるようになるんです。

名刺を手渡すのは「今後の展開につながることを期待」して
ですから、親近感が増すというのは大いにプラス。
今後につながる可能性が更に高まると思いませんか。

■管理する名刺を厳選し、名刺裏面を最に活用

そうった点を踏まえ、
できるビジネスパーソンが実践している名刺管理・活用法、
それが名刺の裏面利用なんです。

具体的には、会った日時、その時の天候、場所、同席者、
相手の特徴、趣味、興味の対象、好物、印象に残ったこと
などを簡単に記述

名刺のスペースは限られていますから、
キーワードを使い、ポイントを簡潔に列記します。

一日に何人もと名刺交換する人は、
別れた直後に走り書き程度に記載しておくと、
帰社してから改めて記入時間を設ける必要がなく、効率的でしょう。

きちんと管理するのは
「今後の展開につながることを期待」できる人だけ。
工数は自ずと限られます。

そして次回コンタクト(最初の接触から数えて2回目)の直前に
それを見返しておきます。

再会時、雑談タイムなどに
その話題に触れる
とどうなるでしょう。

相手は自分のことを覚えてくれていた嬉しさで感激し、
あなたとの距離が一気に縮まる、という次第。

名刺を管理する以上は、
管理する工数以上のリターンを
しっかり得ていただくのがよろしいかと・・・。

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