■経営資源の最大活用目指し、積極的にそれらをコントロール
仕事を進めていくに際しては、
さまざまな場面でマネジメント力
が必要となります。
中でも基本が以下に掲げる7カ条。
その出来不出来が結果を大きく左右します。
マネジメントとは、
「さまざまな経営資源を組み合わせ、成果を勝ち取る力」
のこと。
ただ組み合わせれば良いということでは
なく、先々のコントロールまで含みます。
経営資源とは、ヒト・モノ・カネ・情報など、
組織が成長するために欠かせない要素ですから、
マネジメント実践においては、手持ち資源の
最大活用が何より肝要となります。
“マネジメントの基本7ヶ条”とは、
手持ち資源を活用する際に
“心得るべき視点”と言えるものです。
◎「マネジメントがどのようなものか」その詳細については、こちらをご覧ください
■マネジメントにおける最重要課題が“人的リソース配分”
1)内部人材のマネジメント。
最初が、ヒト・モノ・カネ・情報の中の“ヒト”。
限られた人的リソースをどう配分するか、
限られた内部人材をいかに最適配置するか、
ということです。
数ある経営資源の中で最も重要なのが“ヒト”。
個々人のキャラクターを踏まえ、誰に何を
担ってもらうかを決する。
それはまさに組織の盛衰を左右する
課題と言えましょう。
◎「最適配置の意義、その実践法」詳細については、こちらをご覧ください
■能動的に信頼関係を築くことで、外からの支援を獲得
2)外部人材のマネジメント。
2つ目も同じく“ヒト”ですが、
こちらは外部の人材。
いかに外の“ヒト”をマネジメントするか、
最大の協力を得るかという点です。
組織を一歩外に出れば、
そこに主従関係は働きません。
だからこそ、能動的に信頼関係を
構築していかなければなりません。
いざという時に大きな援軍となる
可能性があるのが、外部の人材。
必要なパイプを構築し、維持する、
そういったマネジメント力も仕事を
進めていくにおいては欠かせません。
■必要なデータ・書類をすぐに取り出せますか?
3)身の回りのマネジメント。
“モノ“もしっかりマネジメント
していかなければなりません。
といってもここでいう“モノ”とは、
商品ではなく、身の回りにある“モノ”、
すなわち机周りの書類・備品類の
マネジメントの意。
必要なデータ・資料が瞬時に出て
こなければ、時間の浪費となるばかり。
備品類も同様です。
日常におけるあなたの整理・整頓力
が問われている、と言えましょう。
◎「職場の整理整頓はどうあるべきか、その方法」については、こちらをご覧ください
■“使う”をコントロールする姿勢も不可欠です
4)お金のマネジメント。
4つ目が“カネ”。
収入は相手があることですから、
コントロールが難しいですが、
支出は常時コントロール可能なもの。
ですから、“使う”に際しては、常に
費用対効果の視点を意識しなければ
なりません。
「過去からこうなっているから」といった
“事なかれ主義”と決別し、自身が関わる
出費に関しては、その必要性・代替策有無
などを継続検討すべきです。
■“情報”を制するものが“ビジネス”を制す!
5)情報のマネジメント。
5つ目が“情報”。
インターネットの普及により、さまざまな
情報に簡単に触れられるようになった半面、
情報の渦に巻き込まれる危険性が増しています。
情報については、“IN”と“OUT”の2つの
視点でマネジメントしなければなりません。
“IN“のベースは新聞などのマスコミ報道。
自社業界だけでなく、世間の動向含め、
日次チェックが必須です。
一方、“OUT”に関しては、時に加害者
となる可能性を否定できません。
機密情報、あるいは個人情報漏えいが
組織の命運を左右する時代。
特に電子データは複製が簡単なだけに、
扱いには細心の注意が必要と言えましょう。
形を持たない情報だからこそ、
積極的にマネジメントし、情報の洪水
を乗り越える必要があります。
■目標実現には、積極的マネジメントが不可避
6)目標のマネジメント。
目標のない組織はありません。
その達成のカギを握るのがマネジメント。
あなたの目標管理、十分に機能していますか。
◎「上手く目標をコントロールできていない」ということなら、こちらをご覧ください
■進捗過程のマネジメントこそ、実務の要諦
7)進捗(スケジュール)のマネジメント。
組織においては、さまざまな取り組みが
同時進行します。
予期せぬトラブルに見舞われるのは
よくあること。
人手が足りない、お金が不足した
なども発生します。
だからこそ、全体を捉えた上で、どこに
注力すべきか、何をやめるか、その場
その場で適宜判断しなければなりません。
進捗(スケジュール)管理は、実務に
おける最も重要なマネジメント項目と
言えましょう。
◎「進捗(スケジュール)管理の方法」詳細については、こちらをご覧ください
■マネジメント力が強化されることで良き成果を導く・・・
“マネジメントの基本7ヶ条”、
そのスタート台は、7つの項目
を意識すること。
継続する中で、徐々に個別のテクニック
が身についてくると思います。
マネジメント力強化を通じ、
ぜひ良き成果を勝ち取ってください・・・。
■以下記載も合わせてご覧ください!
「マネジメントとは何なのか、その基本のきに迫る!」
「マネジメントの能力向上に向け、取り組むべきこととは・・・」