■社会人なら2つの学び方を押さえるべき!
社会人としてどう勉強すべきか、お悩みの方もいるかと。
社会人、つまりビジネスマンがどのように自分磨きするか。
大きく2つに分類されます。
一つが「社内で磨く」、
そしてもう一つが「社外で磨く」。
2つをバランスよく強化すれば、
どんな組織にも通用するビジネス感覚が確実に身につきます。
正に社会人の勉強法だと思いませんか。
■1時間学習で社会人上位2割に仲間入り
説明に入る前に、
社会人の学習に関する現状をおさらいしておきましょう。
同世代がどの程度勉強しているか、
知っておいて損はないでしょう。
まずは勉強度合い。
ハイアス・アンド・カンパニー社による
「大人の勉強に関する意識調査」(注1)から数字を拾ってみます。
勉強しているという人は20代が48.8%、
30代が40.1%(他の年代含む全体平均38.6%)。
更に勉強している人に一日の学習時間を聞くと、
全体の6割以上が1時間未満と回答しています。
単純に考えれば、
1時間以上の勉強で社会人上位2割に入るということ。
ではどのような分野の学びを考えているか。
「仕事のスキル」が「教養を高める」や「資格取得」などを抑え
トップ(注2)に位置しています。
学びを意識する社会人の多くが
ビジネススキルを高めたいと思っているのですね。
■スキルアップの基本が「仕事に徹底的に打ち込む」
熱い視線が注がれるビジネススキル、
高める基本は(意外に思うかもしれませんが)
仕事そのもの、つまり職場です。
少し補足しましょう。
職場で目標達成目指して重ねる試行錯誤、
それこそがあなたに必要とされるスキルを最も高めてくれます。
目標達成可否は個人評価に直結しますから、
誰しも緊張感を持って取り組むはず。
例えば資料作成指示を受ければ、
少しでも分かりやすいものにしようと
努力するでしょう。
結果、文章力などが磨かれます。
時に叱責されることがあるかもしれませんが、
それこそ実践そのものであるため、血肉になりやすいのです。
ですから最優先は目の前にある仕事。
必死にそれをこなすことこそ、
最大の自分磨きと言えます。
■社外活用により、スキルの偏りを防ぐ
しかしながら
仕事をしっかりこなすだけでは不十分です。
なぜだと思いますか。
それは習得するスキルが偏りがちだから。
例えば担当する仕事の中心が分析であれば、関連スキルは高まりますが、
コミュニケーション力が磨かれないかもしれません。
個人で完結するような仕事を多く担っている場合、
リーダーシップを発揮する場が限られ、
チームを導きながら成果につなげるスキルが高まらないかもしれません。
ですから、一般的な同年代が備えるスキルを知り、
それらの内、自分の職場で磨かれにくいスキルを自ら強化
していく必要があるのです。
それが「社外で磨く」スキルとなります。
社内と社外の学びを組み合わせることで
バランスの良い成長を遂げられるようになるのですね。
では「社外で磨く」ためには具体的にどうすればいいか。
答えは社外人材との積極交流です。
勉強会や異業種交流会への参加が有効。
このような会に参加する人達は学びに意欲的です。
そういった人材との交流により、
外のモノサシを使った自分の強み弱みが見えてくるのです。
社内の平均レベルと思っていたら、
自分のスキルが外では意外と高いレベルにあった、
あるいはその逆だったということが分かるようになります。
自分が高いレベルにあるなら積極的にそのスキルの学び方を公開すれば
人に伝える練習になりますし、自分が劣っていると感じる分野は、
それらメンバーに教えを請えばよいではありませんか。
■利害関係なき社外人脈だからこそ、メリット多彩
余談ですが、社内では相談しにくい内容も
利害関係のない社外人脈なら話しやすく、
解決の糸口がつかめるかもしれません。
外に目を向けることで、
さまざまなメリットが生じます。
ですから、目の前の仕事をしっかりこなしながら、
社外の人とも積極的に交流していく、
というのが社会人の望ましい勉強法と言えましょう。
ちなみに、社外交流の際はぜひ色々な世代と交流してください。
それによって異なる価値観や物の見方など、従来分からなかったことに気づき、
学びの幅が広がること間違いなし。
勉強法をどうしようか悩んでいる暇、
なさそうですね(笑)。
(注1)ハイアス・アンド・カンパニー社による調査詳細は下記から確認願います。
http://www.r-plus-house.com/research_study_result.html
(注2)gooリサーチによる調査結果詳細は下記から確認願います。
http://research.goo.ne.jp/database/data/000415/
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