■人生の目標、定まりましたか?
人生計画、それはとても壮大なテーマです。
あなたが目指す先は、もしかしたら
遥か遠くかもしれません。
仮にそうであったとしても
「千里の道も一歩から」、歩み続ければ、
いつか到達できる可能性大。
そのカギを握るのが、
(人生)計画の中身と言えます。
つまり、現在とゴールが一本の線で
結ばれているか否か。
つながっていないなら、いくら歩んでも
無駄足になりかねません。
以下では、現在とゴールをどのように
つないでいけば良いか、その方法論を
記したく思います。
ご参考となれば幸いです。
計画作りは何でもそうですが、前提として、
目指すべき目標が明確になっている必要が
あります。
人生計画の目指す先と言えば“人生目標”。
あなたの“人生目標”とはなんでしょう。
「あ、それもこれから・・・」ということなら、
まずは以下記載をご覧になり、“人生目標”を
固めてはいかがでしょう。
■計画策定における時間軸の考え方を知る
さて、人生計画策定法の説明に
入っていきますが、そもそも目指すべき目標の
時間軸(達成時期)はひとそれぞれ。
生涯計画を立てたい人もいれば、
まずは今後数年の計画を、
と考える人もいることでしょう。
ですので、
ざっくり以下のようなイメージで
計画を作るのがよろしいかと。
3年先までなら、年単位に。
3年を超えて以降は3年を一つの単位として、
10年を超える部分については、5年単位に、
更に30年を超える部分があれば、10年単位で。
これ以上細かくしていくと、検討疲れに陥る可能性が高まりますし、
逆にこの程度の粗さですら計画を作れないようなら、
もう少し情報収集する、あるいは目標自体を見直した方がよろしいでしょう。
「具体的に何を計画するか」ですが、
最終的な目標に辿り着くまでの中間目標を
上記で記したサイクルに沿って設定していく、
ということになります。
例えば、「40歳で独立したい」と
考えている27歳の会社員がいたとしましょう。
すると、13年間の計画を作ることになります。
■遠い将来、近い将来、現在の順に検討
実際に計画を立てる際のポイントの一つが、
到達点に近い時間軸から中間目標を
設定していく、ということ。
現状から線表を引いていくと、今ある
各種制約(現実)を考慮してしまうため、
現状と目標の間にあるGAPを埋めきれない、
という事態に直面しやすくなります。
ですから、上記例なら13年間を
1年目、2年目、3年目、4~6年目、7~9年目、10~14年目の6つの時間軸に区切り、
10~14年目にどうなっていれば独立を果たせるかを、まずは考えます。
そのためには7~9年目に
どうあるべきか、といったように、
徐々に現状に近づけていくのです。
そして1年目、つまり明日からの取り組みまで
計画を落とし込んだ後、今度はそれが「現実的に可能か否か」
という視点に立って考えるようにします。
それが明らかに無理と思われるのであれば、
既に検討を終えた他の時間軸を見直す、
あるいは一旦40歳と置いた独立タイミング
後ろ倒しも考える必要がでてくるでしょう。
こうして行ったり来たりしながら、
徐々に現実味ある計画に固めていきます。
この行ったり来たりの中で、
色々な疑問が湧いてくることでしょう。
そもそもどのような分野で独立するか、
必要な知識をどのように身につけるか、
資金はどの程度必要か、それを
どのように貯めるか、などなど。
それら検討の際は6W3Hを使うと、
抜け漏れチェックに有効です。
■行ったり来たり、それが正に人生計画の意義
さて、人生の在り方を考えれば、
関連で色々なことに思いが及ぶはずです。
人生におけるビッグイベントもその一つ。
結婚、ジュニア誕生、あるいは住宅購入などなど。
それら全てを一つの線表に載せて考える、
というのがポイントの二つ目。
経済的負担が大きいビッグイベントについては、
そこで発生する費用もしっかり考慮に入れます。
それらを考えた結果、
再び人生計画全体を見直さなければならない、
という状況に陥るかもしれません。
何を隠そう、それこそが人生計画検討の最大の意義。
なぜなら、考えが一歩深まった(計画が現実味を帯びた)
証拠だから。
このように行ったり来たりのプロセスを経ることで、
最終的に、今日、今月、そして今年、
何をすべきかが明らかとなっていきます。
人生計画とは、自分を主人公とする
遠大なドラマのシナリオ作り。
「二転三転も当たり前」くらいのゆとりを
持って進められるとよろしいでしょう。
そんな苦労の末、
なんとか計画が出来上がったとします。
実はそこが新たな検討のスタート台に。
置かれた状況の変化などを通じ、
目標が変わっていくかもしれません。
従って、年に一回程度は計画全体を見直すと、
直近の自分の意志を反映した計画に
進化していきます。
■人生を考える際は、まとまった時間確保を
最後に、『一人合宿』にも触れましょう。
人生を計画するわけですから、
「ちょっと30分考えてみるか」というような
わけにはいきません。
それは、しっかり時間を取って考えるもの。
「費やす時間は計画全体の1%を確保せよ」
という考えをご存知ですか。
年間計画なら3.65日、つまり3~4日を
計画時間に充てろ、という意味です。
そこから考えれば、10年計画なら
一月確保してもおかしくありません。
話を戻しましょう。
そのような訳で、
人生計画検討の際は、きちんと時間を
確保した上で取り組んで欲しいと思います。
そこで登場するのが『一人合宿』。
詳細を以下に記してありますので、
参考として下さい。
良き人生計画ができあがること、
祈っております。
■以下記載も合わせてご覧ください!
「人生目標をどのように作るか、そのた考え方・立て方を知る」
「人生計画表を作る際の留意ポイント」