■「気づけば年齢だけ重ねていた」とならないために・・・
ジャガー横田氏の著書に
「人生、何が起こるかわからない」
というのがあります。
人生、いつ/どこで/何が/どのように
起こるか分からないのは、まぎれもない事実。
「神のみぞ知る」世界でしょう。
確かに、起こることを100%把握するのは不可能。
ですが、“思い”を実現するための努力が
自分次第なのも、これまた事実。
「そうは言うけど、何を目指していいか分からないよ~」
「考え続けるのはちょっと・・・」
目の前で起こる出来事に右往左往している内に、
「気がつけば年齢だけ重ねていた」なんていう
事態を避けたいなら、考えるしかありません。
「このままじゃダメだ」と思った瞬間が、
人生(の方向性)を見定める大チャンス。
あなたの中にある“価値観”を人生目標にしてみませんか。
■“価値観”を明かし、“我が人生”の指針とする
以下、そのステップを記したく思います。
まずは、自分の『目指す方向』を明らかにする。
次いで、そこに辿り着くための具体的方策を考える。
そして一歩ずつ前進する。
予定通りいかないことが必ず出てくるので、
適宜軌道修正し、再び前進。
途中、「本当にこの方向であっているだろうか?」
と、自問することも忘れてはいけません。
必要なら、方向自体を修正し、
再び計画を立て、前進。
面倒に感じるかもしれませんが、
自分の希望をかなえる人生を送りたいなら、
方法はこれしかありません。
「そんなこと分かってるよ。
肝心の『目指す方向』が定まらないんだ」
■10枚のA3用紙があなたの未来を定めるツールに!
はい、その固め方も記しましょう。
当たり前ですが、
これ、自らの人生に大きく関わることですから、
超真剣にお願いします(笑)。
まずは、筆記具とA3サイズ程の
大きめの紙を10枚用意してください。
パソコンでも構いませんが、
考えがあっちこっち行く可能性がありますので、
最初は紙を使うことをお勧めします。
A3用紙を縦にし、上から
5cm程のところに横線を一本引きます。
そしてその下に、1~25の番号を
(縦に)書き入れていきます。
次の紙も同じように横線を入れ、26~50を、
3枚目は51~75を、そして4枚目には
76~100を記入します。
この4枚が一組となります。
残った紙で、
もう一組同じように作ってください。
まだ残る2枚は、
最後にまとめ用として使います。
■200項目ひねり出し、それが全ての始まり
いよいよここから自分の人生計画に
つながる具体的作業に入っていきます。
一組目(4枚)の右上全てに日付を記入し、
その下(5cmのスペース内)に
「私の“望み”一覧表」と大きめの字で書きます。
そこには100番まで番号が記されていますから、
思いつくままに、自分の“望み”を書き入れてください。
順番もレベル感(規模の大小)も
全く意識する必要ありません。
「自分はこうあるべきだ」
といったような「べき論」も考慮不要。
快楽、物欲が記入の中心となっても構いません。
ポイントは必ず100項目全てを埋めること。
A3サイズを使いますから、
余白がたくさんあると思います。
そこには途中で追記したくなったこと、
他の項目を書いている最中に気づいたことなどを
自由に書き込みます(そのためのスペースです)。
項目が埋まらない場合、
具体化すると、数を挙げやすくなります。
例えば、「旅行したい」だと1項目ですが、
「鉄道を使って日本一周がしたい」「世界を船で巡りたい」
とすれば、2項目になります。
何とか全てを埋めたら、
もう一組(4枚)に移りましょう。
今度は一番上に
「私の“避けたいこと・不安”一覧」と書きます。
そして再び100項目全てを埋めます。
これで“望み”と“避けたいこと・不安”が揃いました。
今度はその中から、これだけは「絶対に」
というものを10個ずつ選び、
それに〇印をつけてください。
これによって、
自分の“望み”、あるいは“避けたいこと・不安”
『ベスト10』が完成しました。
■20項目に隠された『自分の本当の思い』をひも解く
今度はその計20項目につき、
なぜそれが自分にとって重要なのか
を書き出しましょう。
例えば、「広い家に住みたい」という項目があるなら、
それは“広い家”に友人をたくさん招いて
パーティーをしたいのかもしれません。
あるいは、本に囲まれた生活をするために
“広い家”が必要なのかもしれません。
要は、その項目に隠された『自分の本当の思い』
を明らかにしていくのです。
理由は人それぞれだと思いますが、必ず
自分なりの“思い”を明らかにしてください。
ここ、超大切なところです。
自分の“価値観”あぶり出しとなりますから。
ここまで完成したら、まとめに入っていきます。
残っているA3用紙2枚の一番上に
他の紙同様、日付とタイトルを記入。
『ベスト10』を順位づけし、
それぞれの紙に1位から記入していきます。
甲乙つけがたいものがあれば、
同順位であっても構いません。
これで“望み”と“避けたいこと・不安”
それぞれの『ベスト10』が明らかになりました。
■「イヤなものはイヤ!」が人の本能
それでは最終の方向性を明らかにする
プロセスに入りましょう。
“望み”と“避けたいこと・不安”に全く相反する内容が
含まれていないでしょうか。
例えば、“望み”に「一人自由に生きる」とあるにもかかわらず、
“避けたいこと・不安”に「不安定な生活」がある
とすれば、その両立は厳しいと思われます。
資産家であれば別かもしれませんが、
一般に自由な生活は不安定なもの。
そういった視点で両者を見比べてください。
その際、
“避けたいこと・不安”を優先
するのがポイント。
人は、いくら目的のためとはいえ、
本当に嫌なことを我慢してまで
進み続けるのが苦手なんです。
ですから両者が衝突した場合、
“避けたいこと・不安”優先しておくと、
ストレスが生じにくく、実現の可能性が
高まると言えます。
■『“望み”ベスト10』こそ、目指す方向
こうして出来上がった『“望み”ベスト10』こそ、
あなたの“人生目標”。
どうですか、
人生の方向性、見えてきましたか。
ここまで来れば、
後は実現のためにどう行動するか、その計画のみ。
それが“人生計画”となります。
一歩ずつ進むことで、着実に“望み”に近づけるはず。
あなたの“望み”達成を心より願っております・・・。
■以下記載も合わせてご覧ください!
「人生計画の立て方、その具体的方法とは・・・」
「人生計画表を作る際の留意ポイント」