論理的思考を具体例から学ぶ

「うまく伝わらない」 「論理的に話せない」と悩んでいるなら
こちらの答えをご覧ください。

■論理思考実践は決して難しくない!

「論理的思考が必要なことは分かるけど、
 具体的にどうしたらいいのかな?」
「具体例から(論理思考を)学びたいのに、
 どうやってそれを探せばいいんだろう?」
そんな思いを抱く方が増えています。

以下に、「資料編」「話し方編」に分け、
その方法を紹介したく思います。
ご参考としてください。
「“論理的思考”自体がよく分からない」という方は、こちらをご覧ください

■常に「一番言いたいこと、その根拠」の流れを意識する

最初に「資料編」です。
マイクロソフト社のプレゼンテーション・ソフト
「パワーポイント」を例に説明したく
思います(図をご覧ください)。

20140310_論理的思考を具体例から学ぶ(本田氏確認用)

論理的思考で最も重視されるのが結論
つまり何を一番言いたいか。
それを、図ではタイトル直下に配しています。

ビジネスで使われる資料は、
小説ではありません。

読み手が最も知りたいのが結論です。
「で、何を言いたいの?」ということ。
ですから、その答えを冒頭に持っていきます。

結論を読んだ読み手は、次に何を考えるでしょう。
なぜそう言えるの?」「それはなぜ?」
という疑問。

従って、それに答える形で結論の下に
「裏づける根拠1」~「裏づける根拠3」
を配しています。

根拠は“3つ”あると、説得力が高まります。
1つではやはり弱い。
4つ以上ある場合は、重要な根拠3つに
絞って記した方が、読み手の理解が深まります。

その際、
「重要度の高いものから順に記載」が鉄則。
順番にも充分配慮したいですね。

更にグラフや表を加えられると、
客観性が増します。

読み手からすると、よりうなずける
構成になる、ということです。

添付可能なものがあれば、積極活用を
検討されてはいかがでしょうか。

時々、結論が最後(一番下)に
ある資料を見かけます。

これでは結論に至る前に、
「何が言いたんだ?」という
ストレスを読み手に与えかねません。

あなたの資料、
「結論が先に、根拠は後に」
となっていますか?

■話す際は「行ったり来たり」で理解が深まる

続いて「話し方編」に移りましょう。
話す際も、基本的な考え方は「資料編」
と変わりません。

まずは結論、そして各論(根拠)という
流れでストーリーを構成します。

しかしながら、一つだけ「資料編」と
大きく異なる点
があります。

それが
行ったり来たりを繰り返す」ということ。
どういうことでしょう。

先ほど使った図の内容を(資料を見せず)
口頭だけで伝えることを前提に説明します。

最初に結論、続いて「裏づける根拠1」
というのは「資料編」と変わりません。

次がポイント。
流れからすると「裏づける根拠2」に
行きそうですが、聞き手は全体構成を頭に
描き切れていない
のが一般的。

そこで、「裏づける根拠2」に行く前に、
再度結論に戻り、軽く
「一番言いたいこと」を繰り返します。

その上で「裏づける根拠2」に行くのです。
こうすることで、聞き手は結論と根拠の
関係を理解しやすくなります。

「裏づける根拠3」に入る前も、
再度結論に戻り、その後に「裏づける根拠3」
を説明、最後にもう一度、結論を述べると、
聞き手の納得感が増していきます。

この行ったり来たりが、
話す時の最大のポイント。

これは、資料を見せながら、
プレゼンテーションする場合も有効です。
ぜひお試しください。

そうはいっても、
論理的思考をもっと具体的に知りたい
ということなら、以下を活用されてはいかがでしょう。
「論理的思考力を徹底的に高める教材」はこちらから

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「『論理的思考ができない』とお悩みのあなたへ」
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