■ノートの3つの効用+ノートを更に活かす技とは・・・
あなたのノートの使い方、間違っていませんか。
ノートは毎日使うビジネスツールの一つ。
それだけに使用法を誤っていれば損失大。
そこでまずはノートの効用を確認します。
ミーティングや会議こそノート活躍の場。
せっかく取った記録を更に活かす方法も
合わせて紹介します。
あなたのノート、
徹底活用しちゃいましょう。
最初にノートの効用です。
1)自分専用備忘録。
2)内容理解訓練所。
3)話し手のモチベーション刺激ツール
の3つがそれ。
各々説明しましょう。
“自分専用備忘録”という点については
説明するまでもないかと。
多くの人が言われたこと(指示されたこと)、
聞いた話を忘れないようにするため、
ノートを取っていると思います。
人名や数値は後であやふやになりがち。
しっかり書き留めたいですね。
■分析しながら聞くことで、理解度倍増!
続いて、“内容理解訓練所”。
説明に入る前に質問です。
ノートを取る際、あなたは聞いたことをそのまま文章にしますか、
それとも解釈・意訳した上で文字化しますか。
一般に人のしゃべるスピードは書く速さの5~10倍。
従って聞いたことを全て書き取るのは不可能です。
多くの人がキーワードを踏まえつつ、ポイント部分のみ、
あるいは自分に関係するところのみ記述していると思います。
もちろんそれで正解。
ポイントはその先です。
少し意識するだけで
話の理解が更に深まる方法があるんです。
それが相手の話を分解しながら聞く、
というもの。
話し手は事前に話す内容を全て整理し、
伝える訳ではありません。
話す中で次々に関連の話題に移っていく
というのはよくあること。
ですから相手の話を聞きながら、番号付けして整理する、
複数の話題の関係性を考える(注)等、
分析しながら聞くようにするんです。
それによって理解が深まるんですね。
これ、実は思考訓練。
最初は慣れないと思いますが、
徐々にスキルが上がっていきます。
“内容理解訓練所”の意味、
伝わりましたか。
■話し手を饒舌にするか否かはあなたしだい
最後が“話し手のモチベーション刺激ツール”。
人って相手が自分の話を真剣に“聞いてくれる”と分かると、
一生懸命話したくなるもの。
では何を持って“聞いてくれる”と判断するか。
聞き手の表情、うなずく姿などが一般的ですが、
一番効果的なのがノートを取る行為なんです。
ノートを取るって、聞き手の負担大。
話し手からすると「そこまで価値を感じてくれるんだ」と思え、
嬉しさからもっと伝えようという気になるんです。
ですから相手の話を引き出そうと思ったら、
ぜひ相手に見えるようにノートを取ってください。
きっと饒舌に語り続けてくれると思います。
ノートの3つの効用、いかがでしたか。
これ、無意識に行っている方もいるかもしれません。
もしそうならこれからは意識してみませんか。
あなたのノートスキル、
更にアップしますから・・・。
■備忘録作成が“話をまとめるスキル”を高める
続いてノート(記録)を活かす方法です。
それが自主的備忘録作成・展開。
ちょっとしたミーティングなどの
打ち合わせでは備忘録(議事録)を作らないこと、
多いですよね。
簡単なものであっても備忘録作成は
時間を取られるため、敬遠されがち。
あなたがその作成者になりませんか?
理由は話をまとめるスキルが向上するから。
備忘録を作るとなれば
自分に直接関係ない話までも真剣に聞くようになるでしょう。
他の人の仕事の理解が深まる効果まで期待できます。
もちろん、2)の訓練にも。
内容は簡単で構わないと思います。
例えば決定事項のみ記すなら
作成時間はそれ程かからないかと。
そもそも何が決定事項か意識して聞くようになりますから、
話をまとめるスキル向上には最適です。
勉強と思ってチャレンジしませんか。
せっかくのあなたのノート、
筆記中も筆記後も最大限に活用していただきたいですね・・・。
(注)「複数の話題の関係性を考える」とは、例えば3つの事柄が挙げられた場合、
時系列的な関係はあるか、あるいは並列の話か否か、といったことを意識して聞く
ということです。更には適宜矢印などを使えば視覚的に整理可能です。
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