人生計画表を作る際の留意ポイント

■人生、何事かをなすにはあまりに短い・・・

「人生は何事もなさぬにはあまりに長いが、
 何事かをなすにはあまりに短い」
とは、作家・中島敦氏の言葉。

人生80年と言われる昨今。

確かに寿命は延びましたが、
自由に目標を追える時間を考えれば、
それは限られることかと。

中島氏が指摘するように
『何事かをなすにはあまりに短い』。

だからこそ、大目標をクリアするなら、
計画が重要。

それこそが人生計画と言われる
“我がストーリー”作りです。

以下では、目標に着実に近づくために、
人生計画表を作成する際、どのような点に
留意すべきかを記したく思います。

ところで、人生計画の起点となる
あなたの“人生目標”は明らかになっていますか。

もし「まだ・・・」ということなら、
そちらが優先。

まずは以下記載をチェックして
いただくのがよろしいかと。

「人生目標の立て方」については、こちらをご覧ください

「目標は固まってるけど、
 どのように計画に落とし込んでいいのか、
 よく分からないんだよね」
ということなら、以下記載を参考としてください。

「人生計画の立て方」については、こちらをご覧ください

■人生計画作成において押さえるべき6大ポイントとは・・・

さて、いざ人生計画表を作るとなると、
どの程度の内容まで検討すべきかとか、
家族は考慮すべきなんだろうか、といった
ようなさまざまな疑問が湧いてくると思います。

以下6点を押さえていただければ、
大きく外すことはないでしょう。

1)自分の目標と同時に家族の希望も盛り込む。
2)自分及び家族の年齢を勘案する。
3)自分及び家族のビッグイベントを考慮する。
4)経済的裏づけを考える。
5)実績をチェックする。
6)年に1回程度、見直す。

■家族の望みを含むプランを作ってこそ、真の計画に

1)自分の目標と同時に家族の希望も盛り込む。
  家族が全く影響しないような計画であれば
  構いませんが、独身者であっても両親が
  関わる場合があるかもしれませんし、
  婚姻していれば、家族の声を無視できません。

  従って、家族の望みの内、
  インパクトのあるものは、表に個別の欄を作成し、
  記載しておくと、各種検討の際に大いに役立ちます。

  表を家族に公開し、家族全体の計画表に
  してしまえば、計画の内諾を得たこととなり、
  より好ましい進め方と言えましょう。

■年齢が現実感を醸す

2)自分及び家族の年齢を勘案する。
  関係する家族全員の年齢は記載必須。
  年齢を意識することで、知力・体力面含め
  計画の良し悪しの総合判断が可能となります。

  より現実的な計画が描きやすくなる、
  と言えます。

■ビッグイベントの影響を忘れずに!

3)自分及び家族のビッグイベントを考慮する。
  結婚、出産、子供の入進学、
  住宅・自動車等の高額品購入といったビッグイベントは
  経済的側面だけでなく、精神的にも大きな負荷が発生しがち。
  計画への組み込み必須です。

■お金の裏づけが計画の信憑性を高める

4)経済的裏づけを考える。
  人生目標実現のためとはいえ、
  日々の生活に追われていては、
  徐々に疲弊してしまいます。

  特に3)で挙げたビッグイベントは、
  一時的に大きな出費を伴うことも。

  その時になって慌てることのないよう、
  十分なお金の吟味が必要となりましょう。

■振り返ることで、成果を知る

5)実績をチェックする。
  計画を作る人は多数おりますが、
  意外と実施されていないのが実績チェック。

  計画と実績の差異把握こそ、
  反省(振り返り)に向けた
  第一歩となるものです。

■見直すことで、完成度が高まる

6)年に1回程度、見直す
  5)の振り返りを計画に反映してこそ、
  その先の実現性が高まります。

  年に1回程度は、“年計画”作成に合わせ
  見直しされることをお勧めします。

■「先の見える化」が最大のメリット

人生計画表作成、その最大の目的は、
「先の見える化」。

先が見えれば、
「こんなにのんびりしている場合じゃないぞ」
といったように、動機づけにつながることも。

検討が、新たなアクションの
良ききっかけになるかもしれませんね・・・。

■以下記載も合わせてご覧ください!

「人生目標をどのように作るか、そのた考え方・立て方を知る」
「人生計画の立て方、その具体的方法とは・・・」