■20~30代のビジネスパーソン勉強法
ビジネスパーソンの勉強法やいかに。
一口にビジネスパーソンといっても広範。
実業家、経営者から会社員までその立場はさまざまです。
従って、一概に「ビジネスパーソンの勉強はこうだ」とは言えません。
そこで以下、20~30代のビジネスパーソンを念頭に
「いかに勉強すべきか」について記したく思います。
具体的には、
1)広く知識を吸収する
2)その知識を知恵に転化すべく試行錯誤する、
の2点です。
詳細説明に入る前に、知識・知恵がなぜ必要か、
その理由に触れましょう。
発明家トーマス・エジソンのこんな言葉、ご存知ですか。
「天才とは1%のひらめきと99%の汗である」(注)。
色々な解釈がありますが、
ポイントは『99%の汗』(努力)という部分。
何事にも陰の取り組みがあるということです。
結果、『1%のひらめき』(成果)につながるのです。
ひらめきはある日突然降ってわくわけではないということ、
心したいですね。
■『99%の汗』をビジネスパーソンに当てはめれば・・・
『99%の汗』をビジネスパーソンに
当てはめてみましょう。
まずは知識吸収。
文章一つとっても語彙力(知識)がなければ説得力は高まりませんし、
思考するにしてもどのような切り口を使えば良いか、
関連知識が豊富に越したことはありません。
マーケティングの世界でも、他業界の成功事例(知識)を横展開し、
一定のアレンジを加えて成功に至ったという例があまた存在します。
科学、歴史、文化など含め、
幅広い知識はビジネスパーソンが思考する際の大切なパーツ。
あなたを成功に導くエネルギー源と言えます。
『99%の汗』の2つ目が知恵出しです。
知恵とはより良く生きるためのアイデアであり、
現実的には知識の組み合わせにより生み出されます。
当然その過程にさまざまな試行錯誤があり、
その結果、辿り着くアイデアが大小さまざまな知恵なのです。
その知恵を駆使することで『1%のひらめき』に辿り着きます。
■知識・知恵につながる全てが勉強領域
ですから、ビジネスパーソンに必要な勉強とは、
知識を吸収し、それを活用して知恵を生み出す
活動の全てに及ぶと言えます。
今の仕事に直接関係する分野はもちろん、
他業界のこと、他地域、広くは他国の情報など、
あらゆるものに関心を向ける必要があるのです。
どの知識がいつ活きるか、
こればかりは誰も分かりませんから。
ビジネスパーソンの勉強、
何となくつかんでいただけましたか。
「こりゃ大変だ!」と恐れをなした方、大丈夫です!
そのための方法を紹介します。
■最強のソース、それが新聞&ビジネス誌
まずは知識。
2つのソースから吸収しましょう。
1)全国紙(読売、朝日等)と日経の2紙を毎日読む。
2)ビジネス雑誌(週刊ダイヤモンド、日経ビジネス等)を拾い読みする。
新聞を2紙とする意味は、
一つの出来事に対する見方を広げるためです。
日経は経済面にスポットを当てた新聞、
一方、他紙は読者の興味度合いがその中心です。
従って同じ事件事故も記載のされ方が異なることがよくあります。
1紙だけだとそれが分かりません。
ですから2紙(可能ならさらに多く)チェックして欲しいのです。
1面から最終面まで見出しだけでも構いませんので、
毎日その全てに目を通すのが理想。
最低30分/日は時間を確保していただきたいですね。
ビジネス雑誌にもしっかり目を通せれば最高ですが、
そこまでの時間確保はきついかもしれません。
ですからこちらはぱらぱらっとページをめくりながら、
世間の関心が何に向いているか、
そのトレンドをつかめれば十分に思います。
これら2種のソースには科学、歴史、文化含む
あらゆるジャンルが網羅されておりますから、
最高の学習教材かと思います。
■試行錯誤こそ、最強の学習の場
続いて知恵出し。
方法は一つです。
積極的に疑問を抱き、考え、検証すること。
つまり試行錯誤を重ねるといことです。
当然たくさんの失敗をすると思いますが、
その失敗の一つ一つがあなたの財産(同じ失敗をしなくなる)になりますし、
その先に必ず成功が待ち受けております。
悩んだ量だけ人は成長しますから、
安心して(?)悩み抜いてください。
白熱電球を発明したエジソンは、その心臓部であるフィラメントを
見つけ出すまでに1万回以上の失敗(本人は失敗とは言っておりません)
を重ねたと言われています。
「失敗は成功の母」です・・・。
貪欲に知識吸収に励み、
知恵出しに向け試行を繰り返す、
これこそがビジネスパーソンの勉強法かと思います。
いかがですか。
(注)原文:Genius is one percent inspiration and 99 percent perspiration.
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