話下手な男性必見!仕事にも活きる会話の意外なテクニック

■“雑談”を制す者が“会話”を制す

日常のコミュニケーションを円滑に
してくれるもの、それが“会話”です。

気がおけない間柄なら、改めての気遣いは
不要ですが、プライベートにおいても
初対面の相手や仕事上のコミュニケーション相手
には、良き関係を築けるような一定の配慮が必要。

そういった潤滑剤として最も適したものが
“雑談”といえます。

できる営業は8割が雑談」といわれますが、
それは雑談が、互いの間にある心の壁と溶かし、
距離感を縮めてくれる働きをするから。

「8割が雑談」とは結局のところ、
雑談を通じ、親近感を高め信頼を醸成する、
ということ。

営業でいえば、“売り手”対“買い手”として
ではなく、“人”対“人”のコミュニケーションに
持ちこもう、という発想です。

だからこそ、会話テクニックとして、
「“雑談力”を高めるべき」と言えるのです。

その意外な活用法含め、
以下、テクニックを記したく思います。

男性、というよりお客様対応部署の方には、
特に後半の情報収集部分が参考になるかと。

■雑談ネタに困った時こそ「きにして話」

まずは雑談ネタについて。
よく知らない相手の場合、
そもそも何を雑談すればいいでしょう。

雑談ですから、
それこそ何でも良いのですが(笑)、
「きにして話」ならいつ誰と話すにしても
無難といえます。

:季節/:ニュース/:趣味/:天気/:(旬の)話題
の頭の文字を取って「きにして話」。

雑談ネタに困ったら、これらをテーマに
コミュニケーションを図ってはいかがでしょう。

その際、適度に自分の経験談・考えを
盛り込み、相手に話を振る
(問いかける)、
というのが話を盛り上げるポイント。

「天気」を題材に、例を挙げてみましょう。

A:今日はこの後、雨の予報ですね。
B:そうですか・・・。

これだと、自分のことが何も語られていないですし、
相手が答えやすいような質問もしていないので、
会話が終わってしまう可能性大。

そこで少し工夫します。

A:今日はこの後、雨の予報ですね。
  私は傘を持つのが嫌いで、降水確率が50%を超えないと持ち歩かないんです。
  お蔭で自宅はビニール傘だらけなんですが・・・。
  Bさんは降水確率がなん%くれいなら傘を持ちますか?
B:今はコンビニで簡単に傘を買えますからね。
  傘屋さんが開けるかもしれませんね(笑)。
  私は慎重派なので、折り畳み傘を常時カバンに忍ばせています。
  荷物になりますが、晴れの日もカバンに入れたままなんです。安心料ですかね。
A:なるほど。確かにそれだと傘が増える心配はありませんね(笑)。
  ちなみに他にはどのようなものを持ち歩いているんですか?
B:そうですね・・・。

このように自分のこと、特に失敗系のネタ
を小出しに
し、相手に質問を投げかけると、
会話がスムーズに進みやすくなります。

ぜひお試しください。

■“褒める”話術が雑談を大いに盛り上げる

もう一つ、雑談の際、盛り上がりを
大きく左右する大切なことがあります。
それが“褒める”。

どんな人も褒められて嬉しくない人はいません
それを雑談にも駆使します。

これが上手くいくと、相手は気分が乗って
きますから、盛り上がること間違いなし。
「相手の褒め方」詳細については、こちらをご覧ください

「気にして話」、そして“褒める”、
両者織り交ぜ、ぜひ雑談の名手となってください。

■戦略的雑談を実践してこそ、できるビジネスパーソン

さて、仕事に絡む雑談という観点から、
もう一つだけ、とても重要な点を紹介します。

それが「雑談を絡めた情報収集」。
雑談を雑談で終わらせては普通の人、
仕事に活かしてこそ自立型ビジネスマンといえます。

どういうことか。
雑談を装って、相手に色々質問し、
自分の知りたい情報を手に入れてしまうのです。

例えば、日中に戸建て住宅に営業が出向き、
在宅の若奥様と話すことを想定しましょう。

営業:立派なお宅ですね。お若い内からこれだけの住まいは大したもんです。
奥様:大したことないですよ。ほとんど借金ですし・・・。
営業:敷地も広いですね。○○坪くらいですか?
   お部屋も5LDKくらいあるのでは?
奥様:主人の両親が一緒なんです。
   だから実質的にはそれほど広くないんですよ。
営業:ほ~、ご主人の両親がご一緒に?
   それなら夕食はにぎやかでしょう。
奥様:両親はリタイアしてから旅行三昧でして。ですから普段は閑散としてます。

どうでしょう。
これだけで、多大な住宅ローンを抱えていること、
ご主人の両親を含め4人暮らしであること、
ご主人の両親は既にリタイアしており、
相応の蓄えを持っていることが分かってしまいました。

あまり見え見えの質問をすると、
却って相手のガードを固くしてしまいますが、
雑談の端々に適度に質問を絡めれば、
相手は意外とあっさり答えてくれる
もの。

「仕事に活きる戦略的雑談」、こちらにも
ぜひチャレンジしていただきたいと思います。
目指せ、“できるビジネスパーソン”ですね・・・。

さっかく雑談力を鍛錬するなら、
「話す・聞く・質問するといった
コミュニケーション力を総合的に高めたい
という方は、以下を活用されてはいかがでしょう。
「“コミュニケーション力”を徹底的に高める教材」はこちらから

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「会話が苦手、会話が続かないと悩んでいたら読んでください」
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