会話が苦手、会話が続かないと悩んでいたら読んでください

■「会話は言葉のキャッチボール」といっても、相手によっては・・・

言葉がなくとも目と目で通じ合える
恋人同士はいいですが、そうではない
2人が、あるいはそれ以上の人数が
同じ場所にいながら沈黙が訪れると、
なんも言えない気まずい雰囲気になるものです。

あなたはそういった空気を気にする人
ですか、あるいは気にしない人ですか。

気にならない人はいいですが、多くの人
がその時間を辛く感じ、自分の
コミュニケーション力不足を嘆きます

だからこそ、会話が苦手、
会話が続かないと悩むのでしょう。

中にはそういった状況に陥ると、
「何か話さなければ」という強迫観念に
とらわれる人すらいらっしゃいますから、
根が深い。

会話とは、言葉をキャッチボールすること。
どちらか一方が悩み、盛り上げるもの
ではありません。

しかしながら現実には、
口数の少ない人がおりますし、
初対面で互いに何を話してよいか
分からない、ということもあるでしょう。

そういった際、会話を盛り上げ、
良き関係を築いていくには
どうすればいいのでしょう。

以下、その対処法を記したく思います。

■相手の関心事に目を向けることで話が弾む

基本的に人は、自分の関心事
(特に趣味や興味ある話題)
について話すのを好みます

ですから、ちょっとした立ち話や雑談では、
自分に関することをきっかけにしながら
相手の関心事に目を向けていくと、
比較的話が弾みやすくなります。

具体的には以下のような感じです。

A:最近、お腹周りが気になってきましてね。
  ジョギングを始めたんですよ。
  帰宅後に走っているんですが、けっこうやってる人、多いですね。
  Bさんは何か健康対策されてますか。
B:私はハイキングが趣味でしてね。地元のクラブにも入っているんです。
  週末は、会のメンバーがそっちこっちに出向いていますので、
  私も便乗して散策を楽しませてもらってます。
A:ほ~、ハイキングを。
  どんなところに行かれるんですか。
B:最近で言いますと・・・

Aさんが健康をキーワードに自分の経験
を話し、Bさんに話題を振っています。

Bさんも自分の経験値を話すだけですから、
大した抵抗もなく雑談が成立しました。

互いが会話にある程度慣れていれば、
上記のようにスムーズに展開しますが、
一方が会話に不慣れ、ということもあり得ます。

すると、言葉(質問)を投げても、
相手が十分勢いのある球が返すことができず
結果、会話終了、となってしまうのです。

そういった場合、どうすればいいか。

■無口な人との話にも“クローズドクエッション”が有効

答えに行く前に、ここで質問の種類
を確認しておきましょう。

質問は大きく2種類に分けられます。
それが「クローズドクエッション」と
「オープンクエッション」。

クローズドクエッション(以下CQ)とは、
Yes or No、A or Bのように択一で
答える質問
のこと。

一方のオープンクエッション(以下OQ)とは、
選択肢のような回答上の制約を設けず、
自由に答えてもらう質問のこと。

例えば、初めて訪問した先で、
「お飲み物は何がいいですか?」(OQ)と問われたら、言葉に詰まりますが、
「コーヒーと紅茶、どちらがよろしいですか?」(CQ)と聞かれれば、
「では、コーヒーをお願いしてよろしいですか」と言いやすいでしょう。

CQは答えが限定されるだけに、
問われた相手が悩まず即答しやすい
という特性があります。

一方のOQは会話の広がりに役立ちます
これを雑談などでも活用すると
話が弾みやすくなるのです。

つまり、反応が芳しくない相手には、
最初はCQを中心に会話し、
キャッチボールしやすい環境づくり
に専念します。

その上で徐々にOQの比率を高め、
会話の幅を広げていくのです。

例えば次のように。

A:最近、お腹周りが気になってきましてね。
  ジョギングを始めたんですよ。
  帰宅後に走っているんですが、けっこうやってる人、多いですね。
  Cさんは何か健康対策されてますか。(CQ)
C:いえ、特には・・・。
A:スポーツとか、身体を動かすようなことはされているんですか。(CQ)
C:あ~、学生時代にバスケットボールを少しやってましたので、
  今もたまにですが、友人達と楽しんでます。
A:バスケですか、それはいいですね。
  けっこうハードじゃないですか、あれって。
  大会にも参加されるんですか。(CQ)
C:たまにですけどね・・・。
A:ほ~、戦績はいかがですか。(OQ)
C:そんなに強くないんですよ。一番最近ですと・・・。

CQの場合、答えは択一(Yes or No、A or B)
ですから、あまり考えずに回答が可能。

従って、言葉のキャッチボールが
実現しやすくなります。

何度かのCQで徐々に相手との距離感
が縮んできたら、少しずつOQを絡ませる。
すると相手の答えにボリュームがつき始め、
会話が盛り上がっていく、という次第。

■誰とも楽しいトークを、そして良き関係づくりを!

繰り返しですが、会話は言葉のキャッチボール。
相手が返しやすいような質問(CQ)を
投げてあげれば、会話が苦手な人で
あっても言葉を返せる可能性大。

自分の話を絡めながら、
うまく相手の話を引き出す
ことで、
誰とも楽しいトークを、そして
良き関係づくりを、ぜひ実現してください。

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