しゃべり上手と言われるためのマル秘テクニック!

■“しゃべり上手”につきまとう誤解とは・・・

“話が苦手”と自認する人が“しゃべり上手”
と言われれば、喜びに直結することでしょう。

では、ここであなたに質問です。
“しゃべり上手”って、どんなイメージですか。

ウィットに富んでいて、話題が豊富。
社交性があり、相手に応じ臨機応変に
会話をリード。

思いを饒舌に語り、人を酔わせる、
そんなイメージでしょうか。

それでは、もう一つ質問させてください。
“しゃべり上手”か否か、判断するのは
誰でしょう。

そうです、それは聞き手。
決してしゃべり手ではありません。

実は“しゃべり上手”という言葉には
大きな誤解がつきまといます。

それは
「しゃべること、つまり語ることが上手な人」
と思われてしまうこと。

そんなことが上述したイメージに
つながっているのだと思います。

確かに“しゃべり上手”と
言われる人も、時に饒舌に語ります。
でも、またある時は徹底的に聞き役に徹します。

“しゃべり上手”か否か、判断するのは聞き手
聞き手の興味ない話を一方的に語っても、
“しゃべり上手”とは思われません。

では何をもって“しゃべり上手”とみなされるか。
それは聞き手が満足できる、バランスある
会話を実践できるか
否か。

“しゃべり上手”とは、
ただ語る人のことではなく、互いが
心地よい会話を提供できる人
のことなのです。
相手の状況に応じ会話を進めていく人こそ、
真の“しゃべり上手”といえましょう。

相手が話を聞いて欲しいなら、
積極的に耳を傾ける。

相手が情報を求めているなら、自分の
持っている中から最も適した内容を伝える。

それこそが相手の満足を高め、結果、
相手から“しゃべり上手”の栄誉を与えられます。

ここ、とても大切な点ですから、
お忘れなく。

■真の“しゃべり上手”は、“聞き上手”から始まる

さて、そうはいっても具体的に
どう会話したらいいか、
気になることでしょう。

そこで以下に、“しゃべり上手”の基本を
3つ記したく思います。

1)スタートは聞き上手に徹する。
  相手が話を聞いて欲しいのか、
  あるいは単に雑談を楽しみたいのか、
  それとも何らかの情報を求めているのか、
  聞いてみなければ分かりません。

  かといって、いきなり
  「あなたはどうしたいですか?」と
  聞いてしまっては相手が面食らって
  しまうでしょう。

  そこで最初に、自分のことをネタに
  しながら、相手の思いを確認
します。

  これについては
  「クローズドクエッション」「オープンクエッション」
  の併用が有効。

  相手の答えを聞きながら、徐々に
  焦点を絞り込んでいく
感じです。
  ◎「2種類のクエッション・詳細」については、こちらをご覧ください

■全身をフル活用してこそ“しゃべり上手”

2)オーバージェスチャーを意識する。
  人は、言葉以上に、表情・身体の動き
  を見て、相手の感情を判断
します。
  ですから、喜怒哀楽を全身で表現すれば
  感情が伝わりやすくなり、
  親近感醸成につながります。

  悲しい話の時は、悲しい表情を、
  嬉しい時は満面の笑みを、
  そういった態度こそ、相手に
  「この人と話すと、心地いい」
  と思わせるのです。

■称賛こそ、最高の会話潤滑剤

3)褒め上手を心がける。
  いくつになっても人から
  褒められるのは嬉しい
もの。

  年齢が上がるとともに、喜びを素直に
  表せない人が増えますが、仮にそうで
  あっても、内心はとても喜んでいるのです。

  “褒める”際のポイントはただ一つ。
  相手の自慢(自信)の元になっている
  “モノ”や“コト”を“褒める”
こと。

  相手の持ち物にこだわりを感じたら、
  あるいは会話の中で相手が意欲的に
  取り組んでいることなどが分かったら、
  それを称賛します。

  「素晴らしい」という賛辞に加え、
  自分の気持ちを一言のせると、
  言葉に真心が加えられ、
  褒められた方は素直に喜べるもの。

  例えば、相手の手帳にこだわりを感じたら、
  「手帳、かなり使い込んでいる感じで、凄いですね!
   私もようやく最近、手帳の良さに気づきまして、
   色々と研究しているところなんです。
   このタイミングで手帳の達人に会えるなんて、
   なんか嬉しいです・・・」

  もし相手が本当に手帳にこだわりを
  持っているなら、こう言われて
  嬉しくないはずがありません。

  さて、“褒める”というと
  「年長者が年少者に対して行うもの」
  というイメージがありますが、
  決してそんなことはありません。

  年少者も年長者をどんどん称賛すべきです。

  但し、年少者が年長者を称賛する時は注意が必要。
  そこに敬意をしっかり示さなければ、却って
  相手を不快にしてしまう可能性があるからです。

  「若輩者の僕(私)にはとてもできないです」
  というニュアンスを加えるのがポイント。

  「○○ができるなんでさすがですね。
   僕(私)の周りに○○のできる人は一人もいません。
   僕(私)も××さん見習って、今から少しずつ勉強していこうかな・・・」

  年齢が上がると
  「色々なことができて当たり前」
  と見られるようになり、褒められる
  機会が
めっきり減ってしまいます
  だからこそ、相手の本質をしっかり捉えた
  褒め言葉は、もの凄く心に響くのです。

■あなたも明日から“しゃべり上手”を実践しませんか?

“しゃべり上手”、そのスタートは
“聞き上手”であり、“褒め上手”を
心がけることで会話が盛り上がり、
オーバージェスチャーを実践することで、
相手の心に刺さります。

あなたが“しゃべり上手”を目指すなら、
上記3点、明日からの会話で
チャレンジされてはいかがでしょう。
きっと大いに話が盛り上がることかと・・・。

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