「仕事をしていても意欲がわかない」という時の対処法

■意欲がわかない、その解決策は2通り!

意欲がわかないこと、
誰にも一度や二度あるでしょう。
もしかしたら身体が疲れ切ってしまったのかも。

気持ちで乗り切ろうにも、
疲労困ぱいなら食事すら面倒。

睡眠不足、あるいは休みが十分取れないなどの
過酷な状況下に置かれている場合、
とにかく骨休め。

それに消化の良い食事が効果てきめんです。
早急にリラックスしてください。

「体力面は全く問題なし、でも意欲が・・・」
という場合はどうでしょう。
これ、メンタルの問題です。

心にのしかかる重しが背景にあるはず。
いかがですか。

その場合、解決法は2つしかありません。
一時的対処法”と“永続的解決法”(注1)です。

“一時的対処法”、別名「現実逃避」と言います。
事の本質に触れずに気を紛らわす方法のこと。

楽しいこと、自分の好きなことに没頭し、
心の曇りを一時的に除きます。

飲食、スポーツ含む趣味など、
既に実践されている方も多いかと(笑)。
20130711_「仕事をしていても意欲がわかない」という時の対処法_添付資料(本田氏確認用)

■解決できない問題はない(アンドリュー・カーネギー)

“一時的対処法”は、瞬間的気分転換とはなりますが、
その効果は持続しません。
従って“永続的解決法”に向き合う必要があります。

この“永続的解決法”も2つに分かれます。
それが“退却”と“克服”。

“退却”とは、退(シリゾ)き却(シリゾ)くの意。
いわゆる敵前逃亡です。

絶対にかなわないと思いながら相対し、
結果傷だらけになるなら、“退却”も大切な選択肢。

会社なら、心の病が発症するまで頑張るより、
辞表提出を選ぶ方が賢いかもしれません。

そうは言っても、立ち向かってみなければ結果は出ません。
そこで“克服”が登場します。

「鋼鉄王」として知られ、
大きな財を残したアンドリュー・カーネギー、
あなたもご存知でしょう。

彼が言っています。
小さく砕いて一つずつ解決すれば、解決できない問題はない」と。

知恵を総動員し、まずは挑むという姿勢も大切。
いざとなれば“退却”を選べますから・・・。

■「思うように仕事を進められない」それがストレス要因

さて、ここで質問。
今お読みいただいているあなたもきっと
仕事に意欲がわかない状態なのかと。

その要因、本質は何ですか。
プライベートですか、仕事ですか。
人間関係ですか、それとも自身の力量が影響しますか(注2)。

原因がプライベートの場合、
私情が絡むことも多いだけにその解決は困難を極めるかもしれません。
しかし仕事が起点なら、克服可能です。

ストレスが溜まる一番の理由、
それは自分の思うように仕事を進められないこと。

自分は右と思っているのに左に行けと言われる、
もっと検討に時間をかけるべきなのにすぐ始めろと指示される、

そんなにたくさんこなせるはずないのに、
何とかしろと無理強いされる、色々あるでしょう。

そんな中で一つだけ言えることがあります。

それは「文句を言っても何も解決しない
という現実。

ですから克服に向け、
仕事に対する意識・発想を変えなければなりません。
他に答えはないのです。

■人間だけが自分自身の生き方、あり方を変えられる・・・

大英帝国時代を代表する言論人と言われたトーマス・カーライル、
彼がこんな言葉を残しています。
変化は苦痛だ。だが、それは常に必要なものなのだ」。

また米国の作家W・A・ピーターソンの言葉も勇気をくれます。
この地上にすむあらゆる生き物の内で、
人間だけが自分自身の生き方、あり方を変えられる。
人間のみが、自分の運命を築くことができる
」と。

あなたも変われます!

ではどのように変われば良いか、どう発想すれば良いでしょう。
キーワードは『責任者意識』。

階層・立場に関係なく、
自分がその仕事の責任者だと思い、
仕事を進めていく姿勢を持とうということ。

例えばあなたがあるプロジェクトのメンバーだったとしましょう。
リーダーは多忙を極めており、遅々として進展しません。

そんな時、あなたはリーダーに働きかけ、
時に代理としてまた時に影武者となって、
プロジェクトを進めるのです。

すると当たり前ですが自分の思うように仕事が進みます。
人間関係も改善する可能性大。

忙しくなるかもしれませんが、
意欲は間違いなく高まることでしょう。

『責任者意識』はあなたの意欲を高める
唯一の思考法と言えます。

何事においてもそうですが、
言われたことをするだけの考えでは意欲はわきません。

今こそあなたの持てるパワーを爆発させませんか。
充実の日々を過ごすために・・・。

「仕事のモチベーション」が上がらない方はこちらも参考に

(注1)“一時的対処法”に“永続的解決法”、何れも著者造語です。

(注2)「力量が影響」とは、例えば上からの期待に応えられない、
    あるいは大きなミスを犯したなど、自分の経験・スキル不足に
    起因する理由を指します。

■以下記載も合わせてご覧ください!

「仕事のストレス解消法!|これであなたも 気持ちよく仕事ができます」
「ビジネスパーソンとして、いかに勉強すべきか・・・」
「ビジネスの基礎・仕事の基本とは・・・」