■スキル磨きの基本、そして大切なスキルとは・・・
あなたはとても志が高いんですね。
「今以上にスキルを磨くぞ」ってことは、
これまで色々チャレンジしてきた裏返し。
そういった前向き志向、
「大切にしていただきたいな」と思います。
さて、そんな頑張り屋のあなただから質問。
スキル磨きの基本って何だと思います？
２つあります。
ずばり『学習の習慣化』と『気づき力強化』。
その上で身につけたいスキルもあります。
それが『リーダーシップ』。
以下にその意味するところを記すとともに、
リーダーシップ強化法についても触れたく思います。
お付き合いください。
■ビジネスマンの４人に一人しか学んでいないという衝撃！
最初に『学習の習慣化』。
人は成長に応じ、求められる能力・役割が変化します。
20代は実務処理能力、30代～40代前半がチームマネジメント力、
40代後半～50代になると経営力、というのが一般的。
当然ながら必要スキルも異なります。
ですから次ステージを見据え、
スキルを磨き続けねばなりません。
だから『学習の習慣化』なんです。
ご存知ですか。
ビジネスマン4人中3人は読書などの学習を全く行っていない
という衝撃の事実（注）。
“学びは自己訓練”
にも関わらず、です。
あなたはこれ迄も学習してきたでしょうから、
ぜひ生涯の習慣とし、実り多き日々を
送っていただきたいと思います。
■ニュートンのように気づく？？？
『気づき力強化』に移りましょう。
またまたあなたに質問。
ビジネス書、読まれますよね。
一度読んだそれら本を、
例えば半年・１年後に読み返したことってありますか。
同じ本も時間を置いて読むと、
以前とは違う学びが生じます。
なぜか。
あなたの置かれた背景が異なる、
あるいはあなたがスキルアップしたことにより
以前は気づかなかった行間を読み取れるようになるからです。
もう一つ。
同じセミナーを聞いても、「良い話を聞いたな」で終わる人がいる一方、
自らの環境に置き換え、さまざまな変革につなげていく人がいます。
この違いは何なのでしょう。
それが“気づき力”。
ポイントは目の前に起こる数々の事柄から
どれだけヒントをつかみ、自分に活かせるか。
「木から落ちるリンゴを見て万有引力を思いついた
と言われるアイザック・ニュートン」の話ではありませんが、
『気づき力強化』は本当に大切。
実は『学習の習慣化』と『気づき力強化』は
相乗効果を発揮します。
学習によってより多くの気づきが得られ、
たくさん気づくことで学習が有意義となり、
継続のモチベーションとなるのです。
■時に導き、時に支える、それが真のリーダーシップ
さて、『リーダーシップ』に移りましょう。
組織においては階層が上がる程、
影響を及ぼす範囲が広がります。
自分一人が頑張るだけでは
職務を全うできなくなるということ。
時に先頭に立ち、
時に後方支援を通じてメンバーを鼓舞しながら、
成果につなげていかねばなりません。
必要となるのがリーダーシップ。
他者（社）巻き込み力と捉えても良いかもしれません。
それは一面で人間的魅力にも通じます。
困難な課題クリアには信頼し合えるメンバーとの協同が欠かせません。
人は魅力の乏しいリーダーには付き従いませんから・・・。
ではリーダーシップは
どのように強化すれば良いのでしょう。
２つを特に意識すべきかと。
１）自分の仕事の完成度を高める。
２）他者（社）の仕事に興味を持ち、積極的に交流する姿勢を持つ。
リーダーが人一倍頑張らずして誰が頑張りましょう。
“一生懸命”は確実に周りに伝わります。
何気ないあなたの言動にそれが現れます。
それを周囲は敏感に感じ取る。
「あの人の仕事は手を抜けないな」と暗黙の内に思わせる力、
それが仕事の完成度を高めるために努力するあなたの姿勢なのです。
頑張っている人って、やっぱり応援したくなりますよね。
他方、頑張るといっても
自分の世界に入り込んでしまってはいけません。
周りを気遣う配慮も必要です。
社外の人とも積極的コミュニケーションを心掛け、
ビジネスライクにならないように努める。
手一杯になっている人がいたら
「何か手伝おうか」と声をかける。
出張帰りにちょっとした手土産を職場に買ってくる。
そんな小さな気遣いがあなたの温もりを人に感じさせ、
支持につながるのです。
真のリーダーとは、
役職ではなく、振る舞いにより根づくもの。
あなたの周りにもいませんか、
「あの人が言うと何か周りが動き出すんだよな」って人。
それが正にリーダーシップ。
「今以上にスキルを磨くぞ」というそのパワー、
ぜひリーダーシップ強化にも向けて欲しいと思います。
スキル磨きの基本、
『学習の習慣化』と『気づき力強化』、
そして『リーダーシップ』。
これらが血肉となれば正に鬼に金棒。
あなたの輝ける未来がそこに待っています。
（注）GABA社による「新年度を迎えるビジネスパーソンの年代別意識調査」
の詳細は下記から確認願います。
http://www.gaba.co.jp/release/release130328.html
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